箕面市で唯一、絶対音感トレーニングを取り入れている個人ピアノ教室

箕面市の西尾ピアノ教室

ピアノ教室の発表会の意義

そもそも発表会とは

大抵のピアノ教室には年に1回、もしくは2回ほど発表会があります。
発表会とは一年間、練習してきた成果を家族や同門のピアノ教室の他の生徒さんに会場で聞いて頂く発表の機会でもあります。
1年に1回、どれだけ自分はピアノと向き合って来たかを問われるピアノ教室の一大イベントでもあります。

ピアノ発表会の主人公は生徒さん

発表会の主人公は生徒さんお一人お一人です。これをはき違えてはいけません。
ピアノの先生は黒子であり、生徒さんのサポート役です。
生徒さんは「自分は大勢の中の一人だ」という考え方ではなく、「自分が主人公である」、もっと言い換えれば、
「自分の演奏をお客様に聞いて頂く」
という気持ちが大切です。この気持ちがない人は発表会に出演する資格はないと思います。
演奏している時、主人公は演奏者です。
 

生徒さんはピアニスト

「ピアニスト」=「プロ」という考え方がありますが、そうではありません。
ピアノを弾く人全ての人がピアニストです。舞台に上がり、ピアノ演奏をすれば皆が「ピアニスト」なのです。
そこにプロもアマチュアもありません。
聞いて下さる方に自分の持てる力を存分に発揮して聴衆に良い音楽を届ける事が一番大切なことです。
 

演奏する時のマナー

演奏者は聴衆に対して最大限のおもてなしをすると同時にマナーを守らなければなりません。
① 服装は演奏するのにふさわしいか「女性ならドレス、男性ならタキシードやスーツ」など
② 背筋を伸ばして、入場し聴衆に対してきちんとしたお辞儀をする。
③ 楽譜は綺麗な楽譜を使用すること(くしゃくしゃなコピーの楽譜は絶対にダメです)
④ 全力で演奏すること(ただしリラックスして演奏しましょう。過度な緊張は力みに繋がります)
⑤ 演奏が終わったら聴衆に丁寧にお辞儀をしましょう。
 

発表会でしてはいけないこと

① ドタキャン、遅刻。
② 服装が普段着。
③ お辞儀を丁寧にしない。
④ 演奏の手を抜く(論外!)
⑤ 先生の言う事を聞かない。
⑥ ホール内での飲食やゲーム、スマホをいじる行為。
⑦ 他の生徒さんの演奏を聞かない。
 
私が発表会前に生徒さんに必ずお伝えすることがあります。
「自分の演奏が終わった後に遊んだりしたらダメです。必ず他の生徒さんの演奏をじっくりと聴きましょう。そしてその演奏のどこが良かったのかを考えましょう。
他の生徒さんの演奏が終わったら最大限、拍手をしましょう」
 

発表会に参加するメリット

① 発表会に参加を決めた生徒さんはどの生徒さんも普段以上に練習するようになります。
② 実はピアノ演奏に100%集中している時は人前で弾いている時だけなので新しい気付きがあります。
③ 演奏が終わった時の達成感があります。
④ 発表会に毎年出演される生徒さんは出演されない生徒さんよりも必ず上達します。
 

発表会に参加するデメリット

① 緊張します。
② ミスした時、頭がパニックになります。
③ 演奏終了後、上手く演奏出来なかったと感じたら落ち込みます。
④ 参加費が掛かります。
 
しかし上記に書いたデメリットも言い換えればメリットにも成りえます。緊張するのは当たり前です。プロのピアニストでも緊張します。
緊張するという事は「それだけピアノと真剣に向き合って来た証拠」と言えるでしょう。
いい加減な練習しかしてこなかったのであるならば「適当に弾こう」と思いますし、緊張もしません。緊張する事は当たり前の事なのです。
演奏終了後、上手く演奏出来なかったと感じたら落ち込むのも同じです。それだけ真面目にピアノに向き合って来た証拠です。
いつか「人前で上手に演奏出来る方法」というタイトルでブログを書きますね。
 

発表会の参加費はいくら位が妥当なのか

これは教室によってもバラバラで一概にいくらかは言えません。教室の先生の考えもあります。
ちなみに西尾ピアノ教室の2016年の参加費は7000円です。正直、ピアノ教室の利益はほとんどございません。
西尾ピアノ教室の発表会参加費7000円はピアノ教室の発表会費としては安い方だと思います。
なぜ安いと言えるのかと申しますと、私は合計で7つの音楽教室で講師として働いてきた経験があります。
私が働いていた音楽教室の発表会の参加費は、だいたい8000円~13000円の間でした。この間が妥当な金額だと思います。
一番のコストは何といってもホール会場使用料です。ですので豪華な会場で開催すれば参加費は高くなります。
発表会を開催する上で、掛かるコストを書きたいと思います。
 
① ホール会場使用料や控室使用料。
② 照明さんや裏方さんの人件費。
③ 写真屋さんの人件費と写真代。
④ お花屋さんの人件費とお花代。
⑤ ピアノ調律師さんの人件費と調律代。
⑥ プログラム作成の紙代やインク代。
⑦ ピアノの先生の人件費。
⑧ ピアノ使用料。
 

発表会の時の服装

発表会の本番の服装はなるべく良いものを着ましょう。女性は出来るだけドレス、またはそれに準ずる綺麗な服装やスーツ。
男性ならタキシード、スーツ、またはそれに準ずる綺麗な服装。
そして男性が意外に見落としがちなのが「靴」です。汚い靴ではなく、古くてもきちんと磨いた革靴を履きましょう。
聴衆に最大限の配慮をするのが演奏者のマナーです。Gパン、ミニスカート、Tシャツは絶対にNGです。
 

 

発表会への参加が任意であるピアノ教室を選ぶ

生徒さんの中には色んな価値観の人がおられます。上記の内容だけを見れば「西尾ピアノ教室の発表会は強制参加なのかな?」
と思われるかもしれませんが、発表会への参加は任意です。
人前で弾くのが苦手な方もおられるでしょう。発表会への参加にメリットを感じない方もおられると思います。
ピアノ教室の中には「発表会へは強制参加!」なピアノ教室もあります。
出来るだけ発表会参加は任意であるピアノ教室を選んだ方が良いと思います。
西尾ピアノ教室ではそのような事は決してありません。発表会に参加したい人は参加して下さい、逆に参加したくない人は参加されなくても大丈夫です。
 

まとめ

まずはこの画像をご覧ください。これは某新聞記事の読者からの投稿です。

私はこの記事を読んで、この子はエレクトーンを習って本当に良かったと思います。
発表会に出る事にはデメリットもありますが、やはりメリットの方が大きいと私は思います。
人前で演奏するという経験は、必ずその人を大きく成長させてくれます。
また、お子さんが舞台の上で一生懸命に演奏する姿を見るのは、親として一番の喜びではないでしょうか。
そしてその姿を自分の親、すなわちお子さんにとってはおじいちゃん、おばあちゃんが見る。必ず喜ばれると思います。
私はそのようなご家族を沢山見てきました。その家族の絆を感じる事が出来ました。
発表会の主人公は紛れもなく生徒さんです。
その生徒さんの演奏を聴いて、周りの人を幸せな気持ちにすることが出来るのは発表会に参加し、一生懸命に演奏した生徒さんです。
一生懸命にピアノを練習する➡発表会に参加する➡上手な演奏をする➡みんなから褒められる➡モチベーションが上がる➡ピアノが好きになる➡ますますピアノを練習する。
これはあくまでも理想ですが、やはり可能であるならば発表会には出来るだけ参加された方が良いと思います。お子さんを発表会に参加させてあげて下さい。
これは西尾ピアノ教室の願いでもあります。
 
では最後に西尾ピアノ教室の2016年9月の発表会でのYちゃんの演奏をお聞き下さい。

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