箕面市で唯一、絶対音感トレーニングを取り入れている個人ピアノ教室

箕面市の西尾ピアノ教室

ピアノ教室のレッスン規約

ピアノ教室のレッスン規約とは

 
大手のピアノ教室や個人経営のピアノ教室では、どこのピアノ教室にも「レッスン規約」というものが存在します。
レッスン規約とはそのピアノ教室でレッスンを受講する場合にあたっての「教室のルール」だと認識して頂けましたら大丈夫です。
普通は、体験レッスン受講後、又は入会する時に教室の代表(又はピアノの先生)から説明があります。
紙で渡される場合が多く、大抵の場合は説明後に署名と捺印が必要となります。
このレッスン規約は入会にあたっての同意書にもなる場合があります。

レッスン規約の必要性

 
どこの国にも法律があり、例外なく日本国にも法律があります。更には各都道府県が独自に決めた条例もあり、
法律や条例はその国、又は都道府県で生活する時に市民が従わなくてはならないルールでもあります。
法律や条例はその国などの国民の代表である議員が代表で議員同士の多数決によって決められており、法律の内容によっては賛否両論があります。
 
ピアノ教室のレッスン規約は法律や条例と同じ扱いではなく、あくまでもピアノ教室の運営者側が決めた独自のルールと思われるかもしれません。
しかしながら、レッスン規約はピアノ教室を円滑に運営していく為には必ず必要なものであり、
ピアノ教室から受講される生徒さんや保護者への「切実なお願い」と認識して頂けましたら有難く思います。
法律や条例のように、「従わない場合は罰則規定」がある訳ではありません。
ピアノ教室としましては生徒さんや保護者の方に「レッスン規約にご協力をお願い致します」というスタンスであると思って頂けましたら有難いと思います。
決して「この規約に従って下さい」などという上から目線のものではないという事にご理解頂きたく思います。
 
それではどこのピアノ教室にもあるレッスン規約の内容をみていきたいと思います。
① レッスン曜日、時間帯、年間回数
② お月謝のお支払い方法
③ レッスンを休まれた場合
④ レッスンの休会
⑤ 発表会への参加
⑥ 教則本や楽譜の購入
⑦ レベルアップによる月謝の値上げ
⑧ 退会

① レッスン曜日、時間帯、年間回数

 
どこのピアノ教室でも大抵は生徒さんそれぞれのレッスン曜日、レッスン時間、そして一年間で何回レッスンするかの年間回数を決めさせて頂いています。
ファミリーレストランのように好きな時に行けば料理が食べれる、といったように好きな時に教室に行けばレッスンが受けれるというシステムではありません。
ピアノ教室それぞれの事情があるので、開講曜日と開講時間を確認して下さい。これはピアノの先生と生徒さんでレッスンに来れる日を相談して決めます。
レッスン時間もピアノ教室によって様々です。大抵のピアノ教室での1回のレッスン時間は30分~40分です。
また年間のレッスン回数もピアノ教室によって様々です。年間回数はだいたい36回~44回の間だと思います。
例えば、年間回数が36回のピアノ教室ならば、月3回レッスン✖12ヶ月=36回になります。
西尾ピアノ教室のように年間回数が40回の教室ならば、月平均3~4回のレッスンになります。
 
レッスン曜日や時間を決めておかないとピアノ講師はレッスンの準備や予定が立てれないのです。
ピアノの先生はあらかじめ、「明日は〇〇ちゃんが〇時からのレッスンだからこうしよう、あ~しよう」とレッスンを組み立てて準備しています。
全ては生徒さんの為にレッスン曜日と時間を決めさせて頂いております。

② お月謝の支払い方法

 
お月謝の支払い方法は大きく分けて2種類あります。
一つ目はお月謝袋に入れて、直接ピアノの先生に手渡す方法。そしてもう一つは銀行引き落としか、銀行振り込みです。
これはピアノ教室によって様々でして、一概にどちらが良いとは言えません。
月謝袋ならその月の最初のレッスン日、銀行振り込みならレッスンがある月の最初の方に振り込むのが良いでしょう。
西尾ピアノ教室では月初めにお月謝袋でのお支払い方法を導入させて頂いております。

③ レッスンを休まれた場合

 
このテーマが一番よくある問題です。
特にピアノ教室では生徒さんのほとんどが小さなお子様ですのでよく風邪をひいたりします。
ほとんどのピアノ教室では「生徒さんの自己都合によるレッスンのお休みには補講、返金には応じかねます」との方針です。
自己都合には病気やケガ、学校行事、旅行なども含まれます。
ただし、ピアノ教室によっては「学校行事のみ、事前に相談があった場合は補講します」という教室もあります。
また「補講は何回でも大丈夫」という教室も少なからずありますが追加料金を頂戴するピアノ教室もあります。
この問題は、ピアノ教室それぞれの考え方によるものですが、ほどんどのピアノ教室は、
「生徒さんの自己都合によるお休みの場合、補講及び月謝の返金はしません」
という方針が一般的だと思って下さい。
 
これには深い理由があります。
<実際に起こりうるケース>
例えば、とある生徒数100名の人気のピアノ教室である日、Aちゃんが風邪でレッスンを休んだとします。
Aちゃんのお母さんはピアノの先生に「Aが風邪をひいたのでレッスンを補講して下さい」と頼みました。
ピアノの先生は「今、生徒さんが100名おられまして補講出来ないんですよ」と言いました。
Aちゃんのお母さんは「何とか空いている日はありませんか?お願いします」と言いました。
ピアノの先生は仕方なく、たまたま空いていた別の日のある時間帯でAちゃんの補講をする事にしました。
しかしその補講をしたすぐ後の時間帯にはAちゃんのお友達のBちゃんが来ています。
Bちゃんは不思議そうにAちゃんに聞きます。「なんでAちゃんは今日がレッスンなの?」
Aちゃんは「この間、風邪をひいてレッスンをお休みしたから先生に頼んで今日、補講をして貰ったの」と言いました。
Bちゃんはその事を自分のお母さんに言いました。
それからしばらくして今度はBちゃんがレッスン日に風邪をひきました。
Bちゃんのお母さんはピアノの先生に「Bが風邪をひいたので補講をして下さい」と頼みました。
先生は「今月はもう満員なのでどの時間帯も補講出来ないんですよ」と言いました。
Bちゃんのお母さんは「Aちゃんが風邪をひいた時は補講されましたよね?なんでウチの子は補講してくれないのですか?」
先生は「今月はもうレッスン枠がいっぱいなので出来ないんです。申し訳ありません」
しかしBちゃんのお母さんは納得がいきません。Bちゃんはピアノ教室を辞めてしまいました。
(※このお話は過去にとあるピアノ教室で起こった出来事であり、西尾ピアノ教室で起こった出来事ではありません)
 
このようなケースが起こりうるので、どのピアノ教室も「生徒さんの自己都合によるレッスンの補講」はしない場合がほとんどです。
一人の生徒さんを補講すれば、全員の生徒さんを補講しなければならなくなります。
生徒さんにはそれぞれ都合がありますし、事情があることもピアノの先生は重々承知しています。
しかし先生は全員の要望にはお応えできない現実がございます。
自己都合で休んだ場合は補講はない事を承知の上で、ピアノ教室に入会して頂ければありがたいと思います。
ピアノの先生は本当は出来たらレッスンしてあげたいですし、補講もしてあげたいのです。
しかし現実には、ほぼ不可能です。介護をしながらピアノ教室をしている先生もおられますし、
小さなお子様を抱えながらの教室をされているピアノの先生もおられます。
たとえそのような事情がない先生でも生徒全員の補講を受け入れていたらスケジュール管理が滅茶苦茶になり、
最終的にはピアノ教室そのものの存続が危ぶまれます。
ピアノの先生はレッスンしている時だけが仕事の時間ではありません。
その他の時間で、自分でレッスンについて勉強したり、本を読んだり、またある時は著名な先生のセミナーに行かれたりしています。
全ては生徒さんにより良いレッスンを提供したいとの思いからです。
この事はピアノ教室運営者からの切実なお願いです。どうかご理解とご協力を頂けたらと思います。

④ レッスンの休会

 
レッスンをしばらくお休みする制度です。休会制度を取り入れているピアノ教室もあれば、取り入れていない教室もあります。
休会制度を取り入れているピアノ教室では休会期間が1ヶ月~6ヶ月の間だと思います。普通は1か月か2ヶ月です。
これもそれぞれのピアノ教室の独自の考え方がございます。
休会期間はお月謝が発生する教室もあれば、お月謝が発生しない教室もあります。
また、「〇〇円のみ入金して頂けたら〇か月間は休会とします」というピアノ教室もあります。
こちらも各ピアノ教室の規約をよく読んで下さい。
西尾ピアノ教室の場合は、年に1回のみ、一か月だけ休会をお認めさせて頂いております。その際、月謝はお支払い頂かなくて大丈夫です。

⑤ 発表会への参加

 
ピアノ教室には大抵、年に1~2回、発表会があります。
発表会については「ピアノ教室の発表会の意義」に詳しく書いてありますのでそちらをご覧ください。
あまりないとは思いますが、ピアノ教室によっては発表会には強制参加のピアノ教室もあります。
こちらも任意なのか強制なのかは規約をよく確認して下さい。
大抵のピアノ教室では発表会への参加は任意であると思って頂いて大丈夫でしょう。

⑥ 教則本や楽譜の購入

 
レッスンで使用する教材は大抵、実費を生徒さんにご負担頂いています。入会した時は3000円前後の教材費が掛かると思います。
またレベルが上がって、次の教材に進む場合は別途、教材費が掛かります。

⑦ レベルアップによる月謝の値上げ

 
ピアノ教室によっては進度によってお月謝の価格が上がる教室があります。
<例>
初心者~バイエル終了まで 7000円
ブルグミュラーからソナチネまで 8000円
ソナタ以降 9000円
 
もちろん進度に関係なく月謝が一律なピアノ教室もあります。
西尾ピアノ教室は進度に関係なくお月謝は一律です。

⑧ 退会

 
ピアノ教室の先生が一番残念に思うのが「退会」です。
良い意味での退会(留学・進学)、仕方がない退会(引っ越し、転校、病気)でしたらまだ納得出来ますが、
他の理由だと少なからず落ち込みます。
ピアノ教室によっては退会は「一か月以上前までの申告」を規約に掲げているピアノ教室もあります。
人それぞれに事情がございますので、退会も致し方ないとは思いますが、これもご配慮頂けたらと思います。
 退会は一か月以上前にピアノの先生に丁寧にお伝えするのが良いと思います。

まとめ

 
以上、レッスン規約によくある8点について書いてみました。しかしピアノ教室によっては上記以外にも規約に書いてある項目がある場合があります。
例えば「レッスン室には必ず靴下を着用して下さい」とか「レッスン前には必ず手を洗って下さい」なども見受けられます。
規約によっては納得がいかない項目があるかもしれません。その場合は、その項目についてピアノの先生に必ず質問をして下さい。
あやふやなままで入会する事はトラブルの元です。あとあと双方が嫌な思いをする事にもなり兼ねません。
 
レッスン規約は生徒さんを縛るものでもなければ、法律のように命令でもありません。
生徒さんと先生が円滑にレッスンを行えるようにするものであります。
しかし中には、生徒さんを規約で縛るピアノ教室もありますので、レッスン規約はよく読んで、そして納得してから入会して下さい。
必ずレッスン規約を見て目を通してから入会するかどうかをお決め頂けたらと思います。
ご納得できない場合は、他のピアノ教室を訪ねるのも一つの手段たと思います。
 
レッスン規約はピアノの先生から生徒さんや保護者の方への切実なお願いであります。、
レッスン規約にご協力とご理解を頂けましたらピアノの先生は必ず喜んで下さり、必ず一生懸命にレッスンをして下さると思います。
皆様に素敵なピアノ教室が見つかることを願っております。
最後に西尾ピアノ教室のレッスン規約を公開したいと思います。

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