箕面市で唯一、絶対音感トレーニングを取り入れている個人ピアノ教室

箕面市の西尾ピアノ教室

絶対音感トレーニングとは

絶対音感とは

絶対音感とは、音を聴くと全ての音をドレミなど階名で答える能力があることをいいます。
完璧な絶対音感が身につくと、テーブルをたたく音や車のクラクションの音なども、ドレミファソラシドで答えることができるようになります。
基準音(例えばピアノなどの楽器の音)がなくとも音を言い当てれたり、メロディー(主旋律)や和声(伴奏、コード)が瞬時に分かり、
すぐにピアノなど楽器で弾ける特殊能力が身に付きます。絶対音感とは絶対的に音の高さを覚えている音感です。

相対音感とは

絶対音感に対して相対音感という音感があります。
相対音感は、ある調性(ハ長調やト長調など)を弾いたら音が分かる音感です。
例えば「ドレミファソラシド」と一度弾いてから「ソ」とか「ミ」を弾いた時に言い当てれる音感です。
絶対音感も相対音感も生まれつきではなく、訓練によって身に付く能力です。

絶対音感が身に付くメリット

1.他の音と比べなくても瞬時に音名が分かる。
2.調性がはっきりしない曲や、頻繁に転調する曲でも聞き取れる。
3.耳から聞いただけの曲も瞬時に弾いたり楽譜に書いたりできる。
4.音として覚えるので、暗譜が正確にできる。
5.音楽のルールやセンスを早く身につけられる

ただ、絶対音感がつくことの目的はそんなことではありません。
絶対音感がつくことのメリットは大きく2つあります。

1つは、成長期の子供の脳にすごく良いということ。もう1つは、音楽で自己表現することが簡単になることです。

「アインシュタイン・ファクター」という本にはこのように書かれています。
初見で楽譜を読む訓練や絶対音感がつく訓練によって、IQが永続的に10ポイント上げられると言われています。
また、絶対音感には単語の理解力や、数学の能力に使う脳を大きくする作用があるとも言われています。
音楽家になってほしくても、そうでなくても、子供の脳の発達に良い影響を及ぼすことは間違いありません。
また、音楽で表現することが簡単になるということは、「作曲ができるようになる」ということです。
すべて頭の中で音が形として見える状態になるので、鼻歌でメロディーを考えたものが、瞬間的に楽譜に直せるようになります。
そうすると、純粋に作曲することを楽しめるようになるようです。
このレベルまでいくと、本当の音楽の楽しさが理解できるのかもしれませんね。言葉をしゃべるような感覚で、すらすらと曲を作ったり、即興で曲をアレンジしたり・・・。喜びの感情や悲しみの感情をそのまま、ピアノで表現できるようになるでしょう。

絶対音感は、「天才」の人がはじめからもっている能力ではなく、訓練すればほとんどの子供が身につけられる能力です。
ただし、年齢が6歳半までに始めないと、なかなか身につかないというデータもでています。

絶対音感がつく2つの条件

1.低年齢(2歳半~6歳半まで)であること。
理由は、聴覚の発達は6歳で終了するから。知能の発達(移調行動が活発になる前)が完成する前でなければならない。

2.相対音感が無いこと。
相対音感と絶対音感は全く別物である。相対音感を身に付けてしまうと絶対音感の習得は不可能。

※この2つの条件を同時に満たしている子供のみに絶対音感を身に付ける可能性があります。

最初の絶対音感トレーニングのやり方

1.単音ではなく、和音を使って練習して頂きます。
単音の音当てでは、音を覚える手がかりが少ないため、結果的に相対音感を身に付けさせるトレーニングになってしまいます。
絶対音感プログラムでは、まずは和音を覚えさせ、和音を覚えた後に和音の中から単音を抽出して聴けるようにします。

2.新しい和音を覚えさせるよりもすでに覚えた和音の記憶を安定させる。
すでに覚えた和音をたくさん聞かせて、その記憶をしっかり安定させることにより、新しく覚える和音を既に覚えた和音と区別できるようにしていきます。

練習する和音は全部で52個です。和音は音名ではなく色のついた旗を上げて貰います。音名を意識させず和音の響きを覚えて頂きます。

(1か月目から9か月目まで)
1.ドミソ(赤色)2.ドファラ(黄色)3.シレソ(青色)4.ラドファ(黒色)5.レソシ(緑色)
6.ミソド(橙色)7.ファラド(紫色)8.ソシレ(ピンク)9.ソドミ(茶色)

<具体的なトレーニングのやり方~1か月目~>
1.1回のトレーニングは2~3分です。まず、生徒さんの前に赤色の旗を置きます。
2.ドミソを弾きます。(階名は絶対に言いません)
3.生徒さんに赤い旗を持っていただき、「あか!」と言って頂きます。
4.それを5~6回繰り替えします。

一か月目の絶対音感トレーニングの様子はこちら↓

<2か月目>
1.ドミソを何回か弾いて「あか!」と言って赤い旗を上げて頂きます。
2.その後にドファラを弾いて、「きいろ!」と言って黄色の旗を上げて覚えて頂きます。
3.ドミソ、ドファラをランダムで弾き分けて旗を上げて頂きます。
4.それを繰り返します。(生徒さんが間違っても正解は言いません)

<3か月目~9か月目>
一か月に1つ旗を増やしていただき、9個の和音をすべて言い当てられたら白鍵は絶対音感が身に付いています。

<絶対音感トレーニングを受講した二年後の動画>

※注意
1.家での練習はピアノを使用し、朝昼晩の3回以上を毎日して頂きます。
2.トレーニングで弾く最初の和音はランダムです。
3.ゲーム感覚でして頂きます。
4.出来ても出来なくても淡々とレッスンします。
5.生徒さんが「もう一回弾いて!」と言っても弾きません。必ず「1回しか弾かないから注意して聴いてね」と言います。
6.お母様の協力が不可欠です。

西尾ピアノ教室では6歳半までの小さな生徒さんのみ、希望者の方の絶対音感トレーニングをレッスンのカリキュラムに導入しております。。
脳の基礎体力をつけたい方で6歳半以下のお子様の場合、是非体験してみてください!
また箕面市におきましては西尾ピアノ教室が唯一、絶対音感トレーニングを行っているピアノ教室です。

 

公開日:
最終更新日:2018/10/23