ツェルニーの練習曲
ピアノを習う上で重要な事の一つに、どの作曲家の練習曲を演奏するかという事は考える余地があると思います。
3回目の今回のブログはツェルニーの練習曲に焦点を当ててみたいと思います。
カール・ツェルニーさんはオーストリアの作曲家でロマン派の作曲家です。そしてベートーベンに師事しました。
弟子の一人に有名なフランツ・リストがいます。
演奏家というよりは作曲家、ピアノ講師の方が有名だったそうです。
ツェルニーが作曲した曲はとても多く、恐らく全てを練習したピアニストは殆どいないのではないかと思います。
ツェルニーの練習曲は技法の練習曲(30番練習曲) Op.849が最も有名な練習曲でして、通常、ツェルニーの練習曲は30番練習曲を指します。
この練習曲にも賛否両論があり、一番の理由はテクニックが偏りすぎているのだそうです。
メリットは音階とアルペジオ練習に特化している所だと思います。譜読みは比較的に楽なので練習し易いと思います。
デメリットは調性に偏りがあるので、黒鍵をあまり使わず白鍵を使用する曲が多いと思います。また右手に重要な役割を課しており、左手の練習不足になるとも言われています。
ツェルニーは、趣味でピアノを弾いている人や専門家を目指していない人には、あまり必要ないという指導者もいます。ツェルニーの練習曲シリーズは、バーナム、ハノンなどと違って誰に対しても有益な教材である訳ではなく、あくまで専門家を目指すピアニストのためのものだという考え方もあります。ですから、ピアノ練習者が自分にとって出来ていないテクニックを鍛えようとするときに、ツェルニーの中から抜粋で練習曲を数曲を練習しても良いのですが、1番から順番にやっていくことは、時間と労力が無駄になってしまう、、、と考える専門家もいます。
この点につきましては西尾ピアノ教室では各講師の考え方に任せております。各講師が独自に考え、ツェルニーを使用する講師もいれば、全く使用しない講師もいます。
あえてどの講師が使用するかはこのブログではお伝えしませんが、詳しくお話しを聞きたい方は是非、無料体験レッスンをご受講下さいませ。
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